①本人への医師からの余命宣告が特別なことでなくなった。
②都市部の大きな病院では、緩和ケアー、ホスピスケアーが行われるようになった。
③高齢者施設では看取りが、訪問医師の派遣では在宅のホスピス訪問医療が行われるようになった。
 同時に、今までのように、病院の治療病棟で「さようなら」をする人も多い。
 つまりは、世の中と自分の肉体に「さようなら」をする方式を、選択する時代に入ったと感じる。
 その選択肢の中には、従来のままの家族の介護や自分の家を中心としたものも含まれる。最近の実態は、さまざまな場合があるし、考え方も幅が広い。
 たとえばホスピスで「さようなら」をした人を見送った経験のある人と、その経験のない人とでは、ホスピスの受け取り方が大きく違う。同様に、治療方法のなくなった病人を在宅で介護する場合も、その知識と経験のあるなしの差が大きい。
 これは、今の段階では仕方のないことであろう。

 そして、自分のために、新たな段階に入った「さようなら」の方式について、積極的に知り、考えるようにしたいと思う。