書斎は犬と同居

子犬を新しく迎えて、我が家のペットは猫プラス犬になりました。

カテゴリ: 犬と猫と暮らす

トイレのペットシートをむしったり食べたりしなくなった。
けど、足上げシッコをするから、シートから大幅にはみだす。
外でウンコをしたのに、戻ってすぐにまたしたらしい。
しかも、食糞は止まらないので、書斎の床が〇〇〇まみれ。
本棚、机の取っ手、パソコン机の脚、ますます齧られている。
私と遊ぶのをなによりも楽しみにしているが、10分や20分では全然満足しない。
際限なく、飛びかかってくる。

ハラを立てながら、今日も散歩。
外は、-5度、雪は積もっている。
タローに服や靴を付けない。
タローは、雪の中に飛び込んでいく。
私もヨタヨタ雪の中を歩く。
タローがいなければ、一日中パソコンとスピーカーの前で過ごすだろうに。

コーギーがよかった。
小さい犬種は、犬という気がしなかった。
大型犬が犬という感じがして好きだった。
でも、大型犬を飼うには体力に不安があった。
コーギー種なら、「犬」を味わえそうだった。
コーギー種なら、それほど飼い主の体力はいらなそうだった。
ところが、ところが、‥‥
家に来たタローは、本物の犬、犬そのものだった。
歯が生え変わってみると、立派な犬の歯。
丸く大きな目が、反抗的になると、甲高く、大きな犬の吠え声。
そして、そして、一日二回の散歩をたっぷりとやっても、有り余る犬のエネルギー。
咬みはしないが、口を開けてじゃれついてくると、歯が当たって、痛い。
耳元で、吠えられると、しばらく耳はキーンとうなっている。
力が余ると、何でも齧るし、齧ったときの破壊力は、あの短い足のユーモラスな動きから想像できない。
あー、たのむから、もっと落ち着いて、静かにしてくれ!!


タローは、今珍しく、昼寝の最中。
寝ているが、犬のあたたかみを部屋中にまき散らしている。
犬のいる部屋に、無伴奏チェロのCDが流れる。

散歩の途中で、猛烈に何かを探索する行動に入る。
鼻を地面に押し付け、路肩の枯れ草や街路樹の根元を嗅ぎまわる。
そして、何か口に入りそうな物を見つけると、無暗に口に入れる。
拾い食いを止めるには、リードを短くして、タローの動きを押さえ、物を拾わせないようにするしかない。
散歩のほとんどをその状態で歩くのは、タローとずうっと綱引きをしているようなもんだ。
押さえれば押さえるほど、タローも隙を狙う。
隙をついて何かを拾うと、大慌てで飲み込む。
ハラが立つ。
木の実や土の塊や紙屑やタバコの吸い殻、それになんだかわからない物。
食べていい物なんか、ひとつもない!
変な物を食べて、腹を壊さないように心配しているのに。
ハラが立つ。
普段から、食べさせる物には気を遣っているのに。
まるで、ごはんをもらってないかのように。
拾って、食うことに夢中になる。
おまえなんか、好きなだけ、腐った匂いの物を食いまくって苦しめばいい!

五か月齢くらいまでは、小さいので室内を走り回る程度で、元気だなあと喜んでいた。
それが、六か月を越して去勢手術も終わり、散歩の距離も延びたころから見方を変えなければならなかった。
雨の降らない日に、一日一回くらいの散歩でいいかなと思っていた。
ところが、タローは散歩を覚えると、毎日出ないといかにも力が余る様子を見せる。
また、散歩の途中で強い雨に降られても、平気で動き回る。
私の気分で、一日にニ回、それもそれぞれ四十分を越す散歩をしてみても、タローは疲れた様子も見せない。
それで、どうなったかというと、今は一日二回それぞれ準備や後始末の時間を入れると一時間以上の散歩をしている。
もちろん、雪であろうが、おかまいなしだ。
積雪地以外の人は、想像がつきづらいと思うが、積雪の季節の犬の散歩は楽なのである。
条件によるが、新雪の路面の時、さらに、根雪になり路面が固まっている時、これは一年で最も犬の散歩がしやすい。
まず、車道と歩道の段差、車道の勾配が緩やかになる。
早朝の新雪路面ならば、近所の生活道路がタローにとっては、一面の雪原になる。
今日の夕方散歩は、雪が数センチ積もったばかりだった。
家を出たとたん、タローは雪をラッセル状態だ。
初めての冬なので、体が冷たくならないのか、心配だが、その様子はない。
公園では、芝生の小山は降ったばかりの雪からところどころ草が頭をのそかせている。
タローは、この上を大喜びで走る。
そして、何よりも楽なのは、散歩が終わってのタローの体拭きだ。
胸と腹がやや濡れているので、乾いたタオルで拭いてやればそれできれいになる。
北海道犬のように、毛に雪が付かないというわけにはいかないが、コーギーの毛もそれほど雪は付かないようだ。(頻繫に洗わない方が雨雪をはじく)
というわけで、北海道犬ほど野生的ではないが、真冬の吹雪でも散歩はしなければならないようだ。

数年前までは北海道犬を飼っていた。
今はコーギーだ。
違いは、姿だ。
重さも違う。
コーギーの方が、一回りも二回りも小型だ。
北海道犬の丈夫さと、いかにも山野を駆け回るのが得意な気質と運動能力は、予想していた以上だった。
私が飼った北海道犬二匹は個性は全く違ったが、犬種の気質は、犬の図鑑などで紹介されていることがよく当てはまった。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、北海道犬と比べて、小さいし、誰にでも慣れるし、室内でも飼いやすいだろうと思って、一緒に暮らし始めた。
ところが、家に来たわが犬は、そんな予見を吹き飛ばしつつある。

遅い初雪、そして、積雪の朝。
今年の積雪は、けっこうの深さがあり、外は真っ白になっている。
タローは、いつもなら待ちきれずに外に飛び出すのに、雪にとまどっている。
でも、家に戻りはしない。
私が、先に雪の上に立つと、タローも恐る恐る出て来る。
雪のにおいをかぎ、雪をなめ、そして、おもしろがりだす。
人のくるぶしまで埋まる雪だが、タローにとっては、新雪をラッセルしなければならない。
公園の草の中をおよいだように、雪の中を走り出す。
タローは、たちまち北海道の犬になった。
冬中の散歩がこれで決まりになった。

道に雪が積もれば、それは散歩に向いた状態だ。
雨と雪の混じった状態がいちばんやっかいだ。
禅と名菜は、北海道犬、外飼いだったので、そんな状態でも平気で散歩した。
タローは、ウェルシュ・コーギー・ペンブローグ、室内飼いなので、工夫がいる。
犬に服や靴は付けたくない。
でも、タローが泥だらけのままいるのも室内が汚れるのも困る。
とりあえずは、雨やみぞれのときは散歩には出ないでいる。
晴れの日でも、散歩から帰ったら、足(肉球まわり)と胸・腹の汚れを取る。

散歩が毎日にならなかったころは、大判のウェットティシュで拭った。
散歩がほぼ毎日になってからは、お湯で濡らしたタオルを使った。
これは、ウェットテッシュよりも汚れがよくとれる。

今年は、記録的に初雪が遅いが、積雪はどうなるだろうか?
雨で、雪で、濡れた道、そして、凍結した道、散歩がほぼ毎日になって、天候が気になる日々だ。

タローの足を踏んでしまった。
タローは、低くて、それでいながら、私の周りを動き回る。
今までに何回か、蹴ってしまったり、踏んでしまったりしている。
でも、どれも軽く蹴る、軽く踏む程度だった。
今回は、どうやってどこを踏んだかわからないほど、私が進もうとして踏んづけてしまった。
キャンという鳴き声で、踏んだのがわかったほど、タローを見ないで動いてしまった。
タローは、左後ろ足を地面にしばらくつけなかった。
五分ほども抱いていてやると、元気に動き始め、歩くのもそれほど異状はなさそうに見えた。
踏まれても、散歩の後半ではタローは駆けるようになったので、私は安心した。
ところが、家に着くと、また片足を痛そうにして、いつもとは違う歩き方をする。
カミさんに相談すると、かかりつけの動物病院はまだ受け付けている時間なので、心配しているより行った方がいいと言う。
午前中に抜糸をしてもらい、夕方は足の負傷を診てもらうために、車で出かけた。
抜糸の時と同じ先生(この病院には医師が四人いる)が、また診てくれた。
タローが、歩く様子を観察し、看護師さんが保定しているタローを丁寧に触診した。
タローは、騒いだり、痛がったりせずに、妙に神妙な顔をして触診されている。
先生に、「我慢しなくてもいいんだよ」と言われたりしている。
さらに、レントゲン検査をすることになった。
レントゲン検査が終わるまで、待合室で待つ。
久しぶりに自分以外のことで、心配をしながら待合室で待つことを体験した。
結果は、骨に異常はないし、腱にもはっきりとした異常は見えないと診断された。
でも、歩く様子は、病院でも正常ではないので、痛み止めと消炎の注射を射ち、内服薬を処方してもらって、帰宅した。
次の日から、タローは歩き方も元に戻り、元気に散歩できるようになった。

十日ぶりにカラーが外れ、私の方が気が楽になり、タローの動きに不注意になっていた。

人間は、先の予定が立つので、犬の手術後の抜糸までの日数を数えてしまう。
犬は、そんなことはしない。
犬は、後一日待てばカラーが外れると心待ちにしたりはしない。
待ち遠しいのは、タローではなくて、私の方だった。

看護師さんに保定されて、女医さんに抜糸してもらった。
カラーを外され、うれしそうにするかと思いきや、ただカラーなしの元気な動きになっただけだった。
私の方は、これでカラーつきの動きに注意する気兼ねなく、散歩にも行けると気分がよかった。
もちろん、手術跡の状態は良好だった。
気分も動きもすっきりして、天気もよかったので、大公園へ散歩に行った。

ところが、これが大変な結果に‥‥

カラーはタローにも負担になるだろう。
それをやわらげるために、散歩を長くすることと、ケージの中の時間を短くすることをした。
だが、散歩を長くすると、拾い食いの機会が増える。
また、室内に長い時間いると、どうしてもかまってもらえない時間が増え、室内のあちこちを齧る。
拾い食いは、リードでコントロールした。
でも、拾い食いをやめさせようとすればするほど、タローは隙をみてやろうとした。
家具を齧るのは、ある程度あきらめた。
これは、犬を室内で飼おうと決心したときから、覚悟していた。
齧って遊ぶロープおもちゃをいくつも与えたが、これも限界があった。
その結果、組み立て式の手軽な本棚と物入は、相当にキズがついた。
いろいろと、被害は出たが、カラーそのものへの攻撃は減った。

タローのカラーのストレスは減ったが、人のストレスは増したようだ。

カラーは犬がいちばん嫌だろうと思うのだが、人の方もいやだった。
カラーをつけたままで、寄って来て、抱かれたままで首を振るので、危なくてしょうがない。
カラーをつけて走り回るので、あっちこっちで派手な音を立てる。
外では、まるで除雪車のブレードのように、カラーで路面にこするので、周りの人の目を引く。
カラーを付けていても、周りの犬と遊ぼうとするので、他の犬を怯えさせる。
なによりも心配なのは、カラーを壊さないかだった。
丈夫にはできているはずだが、退屈したり、眠くなったりすると、猛烈にカラーの内側を舐めたり、無理やり齧ろうとする。
もしも、内側のつなぎ目が外れれば、カラーは外れるだろう、カラーが外れれば、縫ってある傷口を舐めまくるだろう。
これが、いちばん心配だった。
対策は、なるべく、退屈させないこと、うんと運動させることしかなかった。

タローは、手術の後、家に戻って3時間もすると、元気を取り戻した。
カラーをあっちこっちにぶつけ、派手な音をたてながらめげる様子がない。
ごはんもさぞ食べづらいだろうと思ったが、どうしてやるのがいいのか、わからないので皿を動かないようにして、いつものように与えた。
食べにくくて、じれていたが、そのうち食べる方法を見つけると、今度は一気に食べて喉を詰まらせた。
でも、見ている他はなかった。
喉のつまりも自然ととれて、結局残さず食べた。
寝る時はどうなのか?と心配したが、なんということもなく寝入ってしまった。
ただし、いつも寝る前は、むずかるしぐさをするが、その時にはカラーを一段とあっちこっちにぶつけていた。
カラーの付け始めは慣れが早かったし、心配は取り越し苦労だった。
ところが、もっと慣れた頃からいろいろとやらかしはじめたのだ。

aIMG_0096
散歩ができるようになってきた。
タローは、公園の芝が大好きだ。
舗装路では、見せない動きをする。
走り回り、寝ころび、草をむしる。

↑このページのトップヘ